組合概要

関西ねじ協同組合は、平成14年(2002年)10月1日、ホテル ニューオータニ大阪にて、ご来賓各位、ねじ商社の皆様,ねじ関連企業の方々のご臨席を賜り、関西のねじ製造団体5組合(西部製線鋲螺工業協同組合・大阪鋲螺工業組合・近畿精密ネジ工業協同組合・日本ナット工業組合・大阪磨ナット工業協同組合)が統合した形で、組合員140社、賛助会員47名の規模で創立総会を行い、スタートいたしました。
関西における我がねじ業界の歴史を鑑みるとき、それぞれが実に立派に、営々と50数年の歴史を刻んでこられました。その間、製造立国として世界一を謳歌した一時の日本の産業界を力強く支えてまいった事はいうまでもありません。しかし、業界活動も経済環境の大きな変化に対応してゆかなければならない状況になり、その生き残りをかけて今回の統合を図った次第です。
しかし統合はあくまでも手段であり、「関西ねじ協同組合」の活動に業界の将来が懸かっているとの自覚のもと,それぞれの積極的な参画による、各企業に有用な多くの学びと啓発が得られるような活動を目的といたしております。

  • 先端技術分野へ対応できるねじの製品開発、更なる品質向上への対策事業
  • ITを活用した経営革新・情報収集力の向上・人材の育成等の事業
  • 組合員・賛助会員の交流の中からの業界の活路を開拓する事業
  • 海外を市場と生産拠点として捉え、情報収集・現地視察を行う事業
  • ねじの生産に従事する従業員の福祉・モラル向上事業
  • 活動全体を内外に広く広報し組合員全体で情報の共有化をはかり、活動の効果増進の為の事業
  • 団体活動実施にあたり、その意思決定、活動内容,会計処理等を明確な規定や手続きを導入し常に活性化した活動を維持・推進できる組織を作る事業

そこで「関西ねじ協同組合」は現状の経済背景、中小製造業の置かれている状況等を鑑み次の事業計画を策定し、順次実施をいたします。 これらの事業は、それぞれの推進の 為の委員会や、業種ごとの問題に関する専門分科会などを設置し、全員参加での協議や活動を実施してまいります。
今、私達が置かれている国内外の経済情勢を考える時、業界活動は今までの右肩上がり時代のように業界全体のパイを膨らませる為ではなく、これからは1社でも多くの輝ける企業を排出することにあると考えます。
この認識のもと、組合員間の運命共同体意識をベースとして、互いに研鑚し励ましあって自らが輝ける企業として生き残れるように、未来に向かって進んでまりたいと存じます。